TIG溶接の原理
JWES(日本溶接協会)からTIG溶接の動画が配信されました。
TIG溶接とはTungsten Inert Gas(タングステン イナートガス)の頭文字を取った名称です。
電極棒にタングステンを使用し、溶接中の溶接部を空気から遮断するシールドガスにはイナートガス(アルゴン、ヘリウムなど)を使います。
さてとこのTIG溶接。風などでシールドガスが吹き飛ばされない限り、どんな姿勢でも高品質な溶接が容易にできる優れものなのです。被覆アーク溶接や半自動溶接などに比べ溶接速度が遅いので作業効率が若干悪いのですが、スパッタやスラグ除去など溶接後の後処理がほとんど必要無く美しい外観が得られるので楽です。あんまり上手く溶接できるとそのビードに見とれてしまって作業の手が止まる なんてのも少なからずあったりしますw いやこれ絶対あると思うよホント。
てな事で、動画から溶接の原理を学びます。
ここで注目したいのはタングステンの種類、電極棒系、先端の研ぎ角度や形状などを説明してくれています。この辺を適当にしている溶接屋さん多いですよ。ちゃんとすれば確実に溶接の質が上がります!