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溶接試験 不合格の実例 最終パス補修
世には様々な溶接試験があるのですが、この最終層の部分補修が許されている試験はありません。
これはまた派手に補修したもんですね。おそらく最終層での溶接でビード両側がアンダーカットになってしまったのでしょう。まあ実際の溶接作業ではこんな感じに補修して余分な所をグラインダーで削り取るなんて事もあります。よくあります。
でも試験では絶対にやってはいけません。
じゃあ部分補修では無く、端から端まで溶接してたらいいんじゃないの?と思われそうですが「最終層1パス仕上げ」の条件ならば駄目です。3パスで仕上げてもOKならそうするべきですけど。
最終層1パス仕上げの怖さはまさにこれです。アンダーカットが怖くて余盛りを増やし今度は余盛高さで不合格なんて事もありますからね。
しかしこの部分補修した人の心境を思うと心が痛くなりますね。補修は誰だってやりたいんです。おそらく魔が差したんでしょう。
一文無しで腹が減り、スーパーに行き思わず商品に手を伸ばしてしまうようなあの衝動。
ふと見たアパートの物干しに風に揺れる女性の下着が(以下略)
試験なんだし実力が出し切れないかもですが、自らの罪を認め潔く試験官に提出しましょうね。
※部分補修は犯罪ではありません