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鉄の溶接テーマパーク「アイアンプラネット」が凄い事やってる
鉄工所が「遊びも、学びも、DIYも。」なんてコンセプト打ち出してテーマパークになった!
このとんでもない企画を運営しているのは福井県坂井市にある株式会社長田工業所です。「そこってテーマパークの柱でも溶接してんの?」と勘違いされそうなんで詳細をピックアップしていきましょうか。
アイアンプラネットってどんな事やってるの?
鉄のテーマパークを運営する長田工業所は鋼構造物、製缶、ステンレス金物加工から工場リフォームや公園の遊具の修繕までやっちゃうような実に幅広い分野の経験と技術を持つ会社です。
こんな大型の架台もキレイに製作されています。これはいくつかの架台がボルトで連結されていますが、この大きさで組み合わせるのは熟練の技術が無いとなかなか上手くいきません。歪を考慮した溶接でホントきれいに仕上がってますね。
そんな工場内の一角に何やら妙に隔離されたスペースが。
ここがアイアンプラネットの本拠地だ!
ここで一体何が行われているのか。中に入ってみよう。
とても工場内とは思えないオシャレな作業スペースになっています。
実は「アイアンプラネット」とは、ここで溶接経験の無い一般の方々に溶接体験をしてもらう場所なのです。オブジェ、ネームプレート、椅子などをプラズマ切断や溶接で製作していきます。いわゆるDIY体験が出来るんですね。
体験者は男性ばかりと思いきや、けっこう女性の方も多いようで、お子さんと一緒に溶接を楽しんだり・・
は? 子供?!
子供が溶接してる!!
凄い衝撃を受けましたよ。なんと小学3年生以上ならお子さんでも体験できるんです。
保護者同伴は当然とは言え危険な気がしますけど、長田工業の社長である小林さんはキッザニアに視察に行ったりと安全面において抜かりはありません。しかし違和感あるわ~。いずれ全国小学生溶接大会開きたいね。ちなみにこの画像は子供のゴリラじゃありませんよ。人間の子供ですよ。個人的には、いずれゴリラの溶接体験も行って欲しいと願っています(笑)
先ほどの作業スペースにはこのようにお子さんの興味を引くように工夫されています。
親子で溶接を楽しめる時代が来たんですねぇ。溶接工のお父さんは、どうじゃ!これがカチ上げ溶接じゃ!とか見せつけそうですけど何が凄いか一切伝わらないのでお子さんが楽しむ様子、喜ぶ様子を一緒に感じてあげて下さい。
2階から工場内を眺めるとこんな感じで見渡せます。
通常の業務をここからショーとして眺める事ができるんです。大人も子供も溶接を体験し、興味が沸いた所で本当の作業が見れる。良い環境ですね。溶接のイメージと言えば汚くて暑くて危険、それは間違いないんです。でも物づくりならではの楽しい部分が沢山あって、それらは溶接を経験した事のない人たちには伝わりずらいんですけど、こう言った取り組みから溶接を経験してイメージが変わってくれたら良いな、と僕は思います。
こちらは長田工業所様の動画です。赤いつなぎの社長小林さんを始め、社員の方々も楽しく半強制的に参加してる感じがとても良いですね。
小林さんの人柄がわかります。
すでに地元メディアなど多数で紹介されているアイアンプラネットですが、ここまで僕なりの解釈でご紹介させていただきました。体験予約や体験でどんな物が作れるのかなど詳しい内容につきましては下記リンクよりご確認して下さい。見ているだけでワクワクするようなホームページですよ。かわいい溶接キャラのLINEスタンプまで作っちゃってもう!真似したい!
溶接のテーマパーク アイアンプラネット
場所はこちらになります。
株式会社 長田工業所
溶接はまだまだマイナーな業種ですので、この動画のような「楽しさ」「面白さ」は凄く大事だと僕も感じます。「遊び、学び、DIY」を見事に企画している社長の小林さんが生み出す斬新かつ良い意味でぶっ飛んだ溶接プロデュースをこれからも応援していきたいと思います。
※記事で使用した画像は長田工業所様より使用の許可をいただきました