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平成20年1月、この度溶接屋として独立しました。工場の家賃や溶材や材料の仕入れなどあまり深く考えずに懸命に生きたいと思います

 あ~~っ  借金いっぱいしちゃった・・

長年お世話になった親方からは人工衛星かロケットでも作れるようになってみろ!なんて激励の言葉をいただきました。 フフフ・・ 親方さんよ あんた分かってないね。
俺が将来作りたいのはよ、巨大合体ロボットなんだよ!

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これまでの経験

・16歳 とくに意味も無く、近所の鉄工所でバイトを始める。グラインダー作業や穴あけ作業を毎日3時間ほどやらされる。薄暗い工場で年配の方がアーク溶接をパチパチとやっているのを眺めながら、就職するならこんな仕事は絶対にやらねぇ!と密かに心に誓う。

・18歳 高校卒業後、溶接の道に進むか自動車整備士かガソリンスタンドに就職するか迷う。バブル絶頂期で求人は腐るほどあったにも拘らず従業員4名のボロ小屋に就職する。親方28歳ソリコミ。他従業員3名ソリコミ。労働ピラミッドの底辺から這い上がるぜ!だけを目標に頑張ってみようと今度は本気で心に誓う。

・21歳 親方が工場を建てる。ホイストクレーンに感激し皆、涙する。この頃からステンレス主体の仕事になってくる。1mm~6mmの薄物がメイン。失敗すると鼻血を出すまで殴られるのも慣れてきた頃。仕事うんぬよりも昼食のお茶のしたくや休憩のジュースの買出しが辛い。週3回は飲みに行っては自分は飲まずに全員を送迎するのも辛かった。

・25歳 現場作業が増えてくる。外の仕事を朝8時から5時まで、会社に戻り工場での仕事を夜6時から深夜1時くらいまでやる。人の倍は働く毎日。「土曜日5時、日曜休み」の流れが「土曜日残業、日曜5時」が定番に。休みは月に2日あれば上等。溶接は現場でのアーク溶接、磨き材を使ったTIG溶接やバフ研磨、配管の溶接が多くなる。この頃から製作見積もりや材料の購入などを背負わされる。失敗した時の安全靴でのハイキックにも慣れた頃。と言いつつ正直欝気味でもあった。

・27歳 板金を覚えたくて無理やり退職。プレス作業と溶接がメインの会社に勤める。はじめて人間扱いしてもらえる会社だったが、展開の仕方とCADを2年で覚えた気になったので退職。

・29歳 鉄骨屋に勤める。経験した事のない300Aとか400Aの高電流での溶接に苦しむ。1年勤めてUT(超音波)での検査が余裕になったが、日々同じような仕事ばかりで進歩が無いと思い退職。

・30歳 製缶がメインの会社に就職。これまで経験してきた事をすべて出せる環境での仕事に生きがいを心の底から感じる。1種圧力容器やボイラーなどを主に任される。鉄、ステン以外の溶接も覚える。女を虜にする業も覚える。ゴムの袋を開けながら発射。子供ができ結婚。人生の墓場を学ぶ。

・38歳 不安を抱えつつも独立。

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私は溶接の仕事を始めて20年が経過しましたが、まだまだ勉強中の身です。それに加え無礼な表現もあるかと思いますが、溶接職人さんから日曜溶接のお父さんまで幅広い方々に閲覧していただけたら幸いです。


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