稼ぐ溶接工ランキング 第7位 航空宇宙

近代溶接技術を頭一つリードする精鋭軍団。

第7位 「航空宇宙の分野で活躍する溶接工」

どう考えても技術が無いと話しにならないレベルの仕事が登場してきました。
「あ~今日なんか二日酔いだし、まぁ昼までなんとか適当に溶接して時間稼いでればいいや~」とか絶対に許されない分野です。
スイマセン、他の業種でも許されませんよね。でもほら周りにいるでしょ、そーゆう人。
溶接エリートは生き方が違うんだよ!

今回は真っ先に年収を言ってしまいますが、ドン! 800万なり!
溶接エリートに相応しい年収ですね~ まだ7位ですが800万いきましたよ。溶接屋すごい。

航空機の機体を溶接だなんてイメージすると、もの凄い距離を1日中溶接してそうですが、機体は基本的にリベット接合やスポット溶接で作られます。理由として挙げられるのが、航空機は熱処理されたアルミ合金をメインにして作ります。すでに熱処理されたアルミに溶接の熱が加わるとアルミの性質が変化してしまうからなんですね~。
あと、どこかで聞いた事のある金属「ジュラルミン」。これもアルミ合金の一種なのです。アルミ合金を分類する番号は2014になります。
ちなみに2024は「超ジュラルミン」、7075は「超々ジュラルミン」になります。
7075が開発されたのは昭和11年なのですが、ネーミングが完全に失敗してますねw
超ジュラルミンが開発された時は、もうこれ以上のモノは作り出せないと思ったのか、まさかの超々ジュラルミンが登場しちゃってます。この辺に突っ込むのはたぶんタブーだと思いますのでここまで。

では、どこを溶接屋が担当してるかって話にいきます。
先ほども述べたように、機体はリベット接合ですので溶接はありません。溶接が必要になってくるのは気密性が求められる部分。たとえば超重要な燃料タンク。あと超々重要なエンジンなどです。
やはりアルミが当然使われるので溶接の難易度が高いですよね。しかも精度が恐ろしく細かい。
当然ながら、宇宙の分野も同様に扱う金属が特殊なので高度な技術が必要になります。
ジュラルミン、マグネシウム、チタニウムなどなど軽量で強い材料が使われますが、まぁ~溶接が難しい事半端ない。(だそうです。)

だからして、
「やっべー今日、超二日酔いだよ。」
「俺なんか超々二日酔いだよ!」

航空宇宙関連の溶接工から、このような会話は絶対に聞く事がないのです。

航空宇宙の分野で活躍する溶接工になるには

中学生の頃から大空または宇宙を強く意識して進路を決めます。
航空専門学校や航空工学科のある学校で、正しい知識と理論を学びます。
航空宇宙用溶融溶接作業者の技量認定を受けましょう。
質の高い技術を常に必要とされるので、上の者からの指導は素直に受け継ぎ、下の者へは確かな技術を伝承させていかなくてはいけません。

何より日々の研究で技術を進歩させていく想いが大切です。

超々大切です。

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この調査結果は「溶接の道メールフォーム」よりメールを頂いた方の中から集計した結果です。
この業種の収入を決定付けるものではありません。
あくまでも参考としてお考え下さいますよう、よろしくお願い致します。

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私は溶接の仕事を始めて20年が経過しましたが、まだまだ勉強中の身です。それに加え無礼な表現もあるかと思いますが、溶接職人さんから日曜溶接のお父さんまで幅広い方々に閲覧していただけたら幸いです。


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