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さまざまな溶接の道 溶接工はいくら稼ぐ? 溶接の道

ティグ溶接、半自動溶接、アーク溶接など、溶接のやり方から教本では教えてくれない情報を公開しています。

溶接の道

・ 溶接工の賃金を考える

一言に溶接の仕事をしていると言っても、さまざまな種類の溶接職人さんがいます。
自分はこれまで関わってきた溶接職人さんに時給や給料を必ず聞いてきました。今思えばかなり失礼だったんですけどねw 半人前にもかかわらず、どんな溶接の道に進めば稼げるか考えてばかりいたんですよw 今回は簡単にこれまで聞いてきたデータを元に稼げる溶接の業種を紹介してみたいと思います。

 注:あくまでも聞いた話+偏見のエッセンスが混じっておりますので参考程度にしてくださいね


稼げない溶接屋さん

・ラインでの流れ作業
もうロボットに任せて下さい。40年勤めても溶接技術は勤務開始1ヶ月から平行線です。
スポット溶接か半自動溶接で繰り返し同じ部分の溶接。
大きめの企業でこんな溶接してる人がいますね。「何の仕事してるの?」と聞かれても「溶接」とは言わずに会社名を答えるでしょう。給料は月給がほとんど。10年勤めても週休二日勤務で手取り10数万でしょう。

・溶接後にたいした検査や試験などが無い溶接屋
TIG溶接、半自動溶接などを使う普通の溶接工ですが誰でも出来る仕事の延長線。外観だけを重視しがちで、同僚などから上手いと誉められると天狗になります。その勢いは溶接経験5年で溶接界の頂点に上りきった!と思ってる人がけっこういるもんです。わりと大きめの会社勤務の方に当てはまる傾向が強いと思います。ベテランと呼ばれるくらいの経験の既婚者で30万稼げるかどうか。こーゆう仕事は溶接技術よりも会社の力が給料を左右しますね。


稼ぐ溶接屋さん

・配管溶接工
配管を専門に溶接する人です。当然、溶接後の放射線検査や超音波検査は楽々クリア。肉眼では見えない障害物の裏側を溶接したり高所作業も日々セットになります。サニタリーパイプなどの肉厚1ミリ前後の材料を溶接したり肉厚50ミリを超えるような配管まで様々。配管専門の会社での賃金は時給1500円~3000円くらい。月に40万は普通に稼ぎます。原子力発電所の重要部を溶接してる方は時給6000円以上だと言ってました。通常6時間勤務で4万近い日当かよ・・ 原発は神の領域ですが、普通にシビアな配管を巻いてる方で独立してる人なら月に50万は稼ぐでしょう。トーチを右手で持っても左手で持っても同じビードでウィービングもしくはローリングできないと駄目ですけどね。普通じゃ10年やっても絶対にできないレベルの溶接。まさに専門職。

・展開、板金、溶接、仕上げまでをこなす職人
ようは図面だけ貰ったら製品にまで一人で出来るという事です。製缶の溶接を主にこなしてる方には多いと思います。これもまた10年やそこらじゃ出来ませんね。まずCADを使い図面を展開をします。次に材料を切断、曲げ、ロール加工などをします。そして溶接。さらに仕上げにバフ研磨や酸洗い仕上げ、電気仕上げをします。1つ1つが専門職なので全てマスターするにはいくら頑張っても出来ない人もいるでしょう。しかしなんとか一人前になれば仕事の幅は広く、技術力次第では相当に稼げるのです。ちなみに手前ミソで悪いのですが、自分はここに該当します。扱う板厚は1ミリから25ミリくらいが多いですね。勤め人の頃は見習い日当6000円で始めて20年で日当24000円までになりました。現在は独立したので不安定ですが日当だと45000円くらいにはなります(12時間以上労働)。一人で気楽?に気が狂いそうに仕事してますけどw 

・造船所での溶接
造船いけば稼げるぞ~とか昔はよく言ったモンです。現在は結構賃金に貧富の差があるようで(結局は会社力の差なのかな?)見習いでは当然稼げずボロ雑巾のように毎日真っ黒になりながら毒を吸いまくります。3年くらいである程度は出来るようになってきますが、いかんせんベテランさんのアーク技術、半自動技術が凄い。稼ぐ人は常識を超越したような盛り上げをスイスイこなして日当3万かっさらいます。配管工よりも仕事のバリエーションは多く、転職しても潰しがききます(配管工は配管しか出来ません)。班長から這い上がり、組長なんて呼ばれるポジションまで上り詰めたらマイホームでも買いましょうか~。普通の平社員でも30代で40万以上稼ぐ人が普通だと思います。




まぁ、かなり大雑把に書かせていただきましたが大体こんなもんだと思います。ようは努力すれば月に100万稼げますよって事。こんな記事で若い人に何らかのモチベーションを与えられたら幸いです~。

あとはチタン、ハステロイ、インコネル、モリブデンなど特殊金属を扱う溶接やレーザー溶接など超薄板の溶接もありますが、需要が割と少ないのでトータル利益に結びつき難いんではないでしょうか。それこそ会社力が大きければ少ない需要を一手に引き受けられて仕事はありますが職人さんへの賃金はそれほど多くないと思います。まぁその道で上り詰めたら凄いし将来は講演者レベルですけどw。

これまでに身近に居なかったので詳しい事は分からないのですが、水中溶接の賃金なんてどんなもんでしょうねー。かなり気になります・・ あ、あれは潜水士か!


求人情報から収入を知りたかったり、溶接の仕事で転職を考えてる方はこちらの記事も参考にして下さい。
kanrenkiji溶接工として転職を考える



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・ 溶接の道にようこそ
当ブログでは溶接関連の記事を画像や動画などを交えて紹介したり、管理人の体験を基にした記事を公開しています。 私は溶接の仕事を始めて20年が経過しましたが、まだまだ勉強中の身です。それに加え無礼な表現もあるかと思いますが、溶接職人さんから日曜溶接のお父さんまで幅広い方々に観覧していただけたら幸いです。

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