普通ボイラー溶接士の資格所得について 学科の2
2週間ほど毎日4,5時間勉強しました。
1LDKのアパートで子供が産まれてまもない頃だったので電気を消して懐中電灯の灯りで教本を読んでました。深夜、夜泣きする子供のベビーベットを揺らしながら・・ 今思えばなんともカルト的な勉強環境だったんですけどねw
丸暗記だなんて超原始的な方法を選択した以上、読むしかなかったのです。効率悪いと思いながらもそれ以外に道は無かったのです。
手元にあった教本は3冊。
ボイラーの構造や溶接の事が書かれているメインの本、法令の本、グラフやら得体の知れない奇妙な文字が並ぶ構造規格の本。もう法令と構造規格は捨てました。一切覚えませんでした。なぜならアレを全て覚えるのは不可能だし、試験の出題率も5問程度と低い。メインの教本だけを責めるのが賢い馬鹿なりの選択だと考えたのです。
ある程度覚えた頃に練習問題に挑戦してみました。昨年度に実際出された試験問題だったのでこれが出来れば期待度高いなーと思いつつ採点してみると70点! 合格ラインは60点なので余裕楽々合格レベルじゃないですか! これで一気に自信とやる気が出ましたね。残り数日もベビーベットを揺らしながら必死で脳内記憶チップに刺激を与え続けました。
さて試験当日、万全のコンディションで試験に望めました。フットワークにもかなりキレがあったと思います。不安はありませんでした。しかし、実際に試験が始まると・・
完全に100パーセントの自信を持って正解だと思える回答が20個。
まっっったく分からなくてまさに勘で決めた回答が20個。
問題数40問。 1問2.5点。 合格の60点には24問正解しなくてはなりません。
答えは4択の中から選ぶんですぜダンナ。勘が通用する世界じゃねえんだよ。
震えた
日々怯えた
試験の結果が通知される日を忘れる努力をした
そして運命の日が来てしまった。
郵便の配達が11時頃なので昼休みにはもうポストの中に悪魔が居る事は分かっている。
インフルエンザで早退する時と同じような動きをしながら自宅のポストにたどり着く。
白いハガキなら合格、緑のハガキなら不合格
ポストの中に手を伸ばし、意を決してブツを引き抜いた
ゴォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーカク!!