一人親方として独立すると、どうしても道具代や車両費など**「自腹で全部払う負担感」**が出てくる。
でも実は、国や自治体から「お金の支援」がもらえるケースもある。
「補助金とか助成金って、会社の社長しか使えないんじゃないの?」
そんなふうに思ってる人も多いけど、
溶接職の一人親方でも使える制度はある。
この記事では、「知らなきゃ損する補助金・助成金」をわかりやすくまとめた。
※2025年時点の情報をベースにしているけど、最新情報は必ず確認してね。
一人親方が使える補助金・助成金ってあるの?
実は、溶接職の一人親方でも申請できる制度はある。
■ よくある誤解
思い込み | 実際は |
---|---|
法人じゃないと無理でしょ? | 個人事業主でもOKな制度が多い |
難しそうだから無理 | 書類は多いけど、商工会や税理士が手伝ってくれる |
代表的な補助金・助成金
① 小規模事業者持続化補助金
内容 | 補助率・金額 |
---|---|
道具や広告、営業活動の費用に使える | 最大50万円(条件によっては100万円) |
■ 使い道(溶接職の場合)
- TIG溶接機を新調する
- 自動遮光面やガスレンズなど、現場効率アップの道具購入
- ホームページ作成や名刺作成の費用
「道具代の補助が出る」というイメージだと分かりやすい。
■ 申請方法
- 商工会議所や商工会で相談する
(これが一番ラク。無料で相談に乗ってくれる) - 書類作成は面倒だけど、やれば通ることも多い
② 地方自治体の独自支援
市区町村や県によって、独自の補助金や助成金が出ていることがある。
■ 例
- 地元の「小規模事業者応援助成金」
- 「設備投資支援金」
- 「創業支援金」
■ 何に使えるの?
- 軽トラやバンの購入費用の一部補助
- 溶接機の新規購入
- 工場の家賃補助(固定費の一部支援)
■ どうやって探す?
「〇〇市 補助金 小規模事業者」などで検索すると出てくる。
役所のホームページは意外と穴場。
申請はめんどくさいけど、やれば取れる
補助金・助成金は、書類が多くて面倒。
でも、やれば本当にお金がもらえるから、やる価値はある。
■ 実際の流れ
- 制度を見つける
- 商工会や役所に相談する
- 書類を作る(手伝ってもらえることも多い)
- 申請する
- 採択されたら、実際に買い物や支払いをする
- 実績報告をして、後からお金がもらえる(後払い)
注意点
- 申請しても必ずもらえるわけじゃない(審査あり)
- 申請から入金までに時間がかかる(数ヶ月)
- 「後払い方式」が多い(最初は自分で立て替え)
知らなきゃゼロ、知ってればプラス
溶接職の一人親方も、道具代や経費はバカにならない。
だからこそ、使える制度は使ったほうがいい。
補助金・助成金は、「知らなきゃゼロ」だけど「知ってればプラス」になる制度。
まずは地元の商工会に相談してみよう。