配管溶接のやり方 JWESのTN-Pをやってみる

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配管の溶接についてのメールがよく来ます。月に10件以上は来ます。
ありがとうございます!

メールでは色んな質問をして頂いてるんですが、特に配管関係は多いですねぇ。配管の溶接は難易度が高いってのと、検査基準がシビアだったりするからでしょうかねぇ。特に多い質問が「日本溶接協会(JWES)のTN-Pのやり方を教えて欲しい」と言った内容です。

しかしここ最近、この質問にさらなる一言が添えられてくるケースが増えました。
それは、「ローリングをしない溶接のやり方」、「ストリンガー法で裏波が出ない」などです。現場によってはローリング禁止なんてトコもあるみたいで、配管屋さんも大変ですわ。

なのでメールでは伝わりのくい部分もあると思いますので、実際にやって画像を撮ってみました。動画ではないので伝わりにくいのですが参考にして下さい。

tnp1
SUS304材の100Aのパイプです。
まず開先角度35度でやってみます。

tnp2
仮付けの状態がこんな感じ。ルートギャップ0、バックシールドのアルゴンガスの流量はとりあえず5?で様子見。この固定した配管を真下から真上まで半周登って溶接します。ローリングしない溶接、つまりストリンガ法って事なのですが、ちょっとだけ左右にトーチを動かしてウィービングさせてもらいます。ローリングの方が安定して登りやすいんだけどな・・

tnp3
電流80Aで1.6mmの溶接棒を使って1層で仕上げてみました。ローリング2層仕上げのほうがビードの模様や色がキレイで良いのですが、とにかくストリンガ法でやるなら1層で仕上げちゃいます。真下のあたりミスってますが、だいたい余盛り1mmくらいです。

tnp4
裏波を確認したらアララ・・ ちょっと凹み気味じゃありませんかw
こりゃまずい。もう1回挑戦します。

tnp5
開先条件は同じで、今度は溶接速度を若干遅く、裏波をしっかり出すためにトーチ角度を起こして溶接棒を多めに加えてみました。溶接速度を遅くしたのでビード幅が安定した気がします。

tnp6
分かりやすいのでワイヤーブラシで擦ってみました。余盛りは1mmくらいで整っています。

tnp8
よし、1回目よりはちゃんと裏波が出てますね!これなら問題ないはず!

偉そうに画像貼ってみましたが、ストリンガ法で配管の登りはホント難しいです。ローリング法に比べて溶接姿勢を維持するのとビード幅をそろえるのが凄い難しい。僕は配管屋ではないので固定配管溶接はほとんどしません。配管専門でやられている方に比べて見事な溶接とは言えないこの程度ですけど、参考になったなら嬉しい限りです。

あ、TN-Pはあと半周、横向き溶接があります。今回は時間の都合でやれませんでしたが、「やれ」と言われたらやりますw あと言葉足りない部分はメールでもお答えしますのでお待ちしてマ~ス (なんだこの終わり方)

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私は溶接の仕事を始めて20年が経過しましたが、まだまだ勉強中の身です。それに加え無礼な表現もあるかと思いますが、溶接職人さんから日曜溶接のお父さんまで幅広い方々に閲覧していただけたら幸いです。


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