溶接試験・資格対策– category –
溶接技能者評価試験など、各種資格の内容・対策・ポイントをわかりやすく解説します。
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半自動溶接試験 SN-2V
半自動溶接(正式には炭酸ガスアーク溶接)での試験科目であるSA-2Vです。 板厚9mmの炭素銅板を縦向き姿勢、裏金無しで溶接します。 こちらの画像は全国溶接コンクール上位の方の物ですが、半端なく上手い! 人間が溶接したとは思えないほどの精密さと美... -
溶接試験 不合格の実例 開口欠陥(ピット)
開口欠陥(ピット)とはビード表面に穴が開いてしまっている部分の事です。 対象となる欠陥: GⅠ 0.5≦Lmax6個 GⅡ N>3個 同じような意味としてブローホールと呼ぶ場合もありますが、ビード表面の穴をピット、ビード内部の穴をブローホ... -
溶接試験 不合格の実例 余盛り高さ(裏ビード)
裏ビードの余盛り高さって何がダメなの? 裏ビードってのは、溶接した裏面にできる“盛り”のこと。いわば裏のビード、通称「裏波」ってやつだね。 で、これが高すぎると試験では不合格。基準はこんな感じ 高さ(H)が 3.0mm超えたらアウト その盛りが合計 1... -
溶接試験 不合格の実例 最終パス補修
世には様々な溶接試験があるのですが、この最終層の部分補修が許されている試験はありません。 これはまた派手に補修したもんですね。おそらく最終層での溶接でビード両側がアンダーカットになってしまったのでしょう。まあ実際の溶接作業ではこんな感じに... -
溶接試験 不合格の実例 余盛り幅(大)
余盛り幅とは溶接ビード表面の幅です。 対象となる欠陥:Wmax>30mm (ビードの曲がりを含む) 不合格基準 :あってはならない 不合格基準が「あってはならない」だなんて冷酷に告げられてますが、溶接の幅が必要以上に増えるのはやはり駄目なのです。... -
溶接試験 不合格の実例 余盛り高さ(表ビード高さ)
対象となる欠陥:H>5.0mm 不合格基準 :L合計>10mm 余盛り高さとは母材表面を0として溶接ビードの高さが何ミリあるかを意味します。 判定基準は高さ5ミリ以上の溶接ビードが長さ10ミリ以上あったら不合格となります。 一定の速度で溶接するのが基本な...