ブラジルの配管溶接動画から学ぶ

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ニ相ステンレス鋼の配管溶接動画です。

ニ相ステンレス鋼ってのは、オーステナイトとフェライトのニ相組織になったステンレス鋼にモリブデンと窒素を添付したモノで、一般オーステナイト系のステンレス鋼(SUS304,SUS316など)より強度、耐孔食性が優れています。
強度は倍近くあるらしいので使用条件によってはコスト以上の品質が得られそうですね。

と、簡単すぎる二相ステンレスの解説は置いといて、動画の内容へGO!

・ ニ相ステンレス鋼 SAF2205
・ 外径88.9mm Sch10S(肉厚3.2mm)
・ 開先角度37.5度
・ 溶接電流85A
・ 溶接棒2.4mm
・ ルートフェイス、ギャップ共にゼロ
・ TIGローリング溶接1層仕上げ

こんな条件らしいです。

タイトルに思いっきりBrazilと書いてあるのでブラジル人の方なのかな? 
師弟関係みたいなプロフィール画像らしきものから始まり、ガスレンズノズルの取り付け方法からシールドガスのやり方など、結構丁寧に進んでいきます。

配管を垂直固定で真下からアークスタート。
裏波を出すためにまずはゆっくりローリング。真下から始める時はかなりスタートをゆっくり進まないと裏波が出ませんからね。溶接棒を加えても盛り上がってこないくらいにじっくり熱をかけましょう。
斜め下くらいの位置からは、かなり配管自体が熱くなってくるのでスピードを速めます。大きくトーチを振って早く進む方法もあるのですが、動画では細かく早くトーチを振る事でスピード調節してますね。
じいさん、若いもんには負けられんとばかりに一気に真上まで溶接しちゃいます。スゲー腰だよね。この人くらいの年齢でこのポジションはキツイと思うなぁ。でも凄く安定してるし外観もキレイ。
溶接電流85Aでこの溶接スピードだと通常のノズルでは酸化してかなり黒ずむビードになると思うのですが、大口径のガスレンズを取り付けているので見事な黄金色になってますね。
裏波の幅、高さ、色の全てがお見事! 

溶接面で見た映像を交えてくれているのが嬉しい所。開先幅に対してのローリング振り幅と溶接棒を置いておく位置などホント参考になります。なによりわかりやすい!
僕としてはこの細かいビードはかなり好みの外観なので、見てるだけでニヤニヤしてきちゃいますね。

とても良い動画です。
なぜか砂漠で弟子を引き連れて、「どうだ!」とばかりに溶接するブラジルのじいさんなんて思ってはいけませんからね!

以上、外国語スキルゼロの管理人が憶測たっぷりの解説でした。

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私は溶接の仕事を始めて20年が経過しましたが、まだまだ勉強中の身です。それに加え無礼な表現もあるかと思いますが、溶接職人さんから日曜溶接のお父さんまで幅広い方々に閲覧していただけたら幸いです。


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