技能五輪の溶接金メダル作品

2007年の11月に静岡で2007年ユニバーサル技能五輪国際大会が開催されました。
この技能五輪とは、さまざまな業種で活躍する22歳以下の若者が、己の技術をぶつけ合うワールドカップなのです。世界各国から目を疑うような技術を持った若者が集まるんですよ!

さあ、溶接部門が気になる所なんですが、なんと日本人選手が見事ゴールドメダルに輝きました!おめでとうございます!

さて、それはどれほどの技なのか。
期待して結構。その期待に充分答えられる作品がこちらです。

※ガラスケース内の作品を撮影した為、隣に置いてあった溶接機のファン送風口が写りこんでしまっています。
ginougorin2

言葉を失うほどの溶接です。溶接の難しさが分かる人ほど無表情になるでしょう。
この置き方のまま全姿勢で溶接されています。画像には写ってないのですが、作品後方にはパイプが水平方向と垂直方向に伸びています。考えられる溶接条件を全て取り入れた課題ですね。凄い。

ginougorin1

こちらの画像は側面と下面です。ミスしている部分が見つかりません。

ビードの外観で判断すると、TIG溶接、半自動溶接、被覆アーク溶接が使われているんだと思います。22歳以下で観衆が周りで見ている中、慣れない場所でのワークがこれですか。
自分にコレが出来るかと聞かれれば・・どうだろう。誰も見てないいつもの作業場で慣れた機械を使ってなら出来ると思うけど・・この条件じゃ厳しいかなー。それにしても数年のキャリアでここまで溶接できるってホント凄い。

今度、暇な時に同じような作品作ってみようと思います。
やり始めてすぐにこの作品の凄さを改めて思い知るんだろうな。

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