JWES 被覆アーク溶接動画 中板立て向き突合せ溶接 A-2V

こちらは立て向き突き合せ溶接(A-2V)です。下向きに比べて溶接姿勢の安定を維持する難しさや、運棒が遅かったり電流が高すぎたりすると溶接が溶け落ちてしまう難しさがあります。

動画は最初に低水素系の棒を使用しています。低水素系の溶接棒は立て向きでも溶け落ちにくく楽に登っていけます。これが同じ電流で同じ運棒をイルミナイト系でやると、5cmも登ったあたりでボターッ!っと溶接が溶け落ち、ヤバァァー!となります。動画の最後にイルミナイト系での登り方も紹介していますね。アークが途切れない程度に母材から溶接棒を離して時々電流を下げてやる感じですね。じゃあ最初から電流低くすれば?と言われそうですが、それだと母材が溶けないんです!難しいねー!

アーク溶接全般から見ればまだまだ基本なんでしょうが、すでに相当な技術がないと出来ませんw

ちなみに普通ボイラー溶接士の実技試験はA-2FとA-2Vの2種類を制限時間1時間で完了させなければいけません。緊張で震える手でこんなの出来るかってのw

中板立て向き突き合せ溶接(裏あて金あり) A-2V

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